『マクロスF(フロンティア)O.S.T.』(マクロスフロンティア オリジナルサウンドトラック)は、flying DOGより発売された、テレビアニメ『マクロスF』のサウンドトラックシリーズ。
リリース一覧[]
マクロスF(フロンティア)O.S.T.1 娘フロ。[]
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概要[]
作曲・編曲は菅野よう子。参加歌手は中島愛、May'n、坂本真綾。オーケストラ演奏はワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団。
タイトルの「娘フロ」とは「娘々(にゃんにゃん)フロンティア」の略。コンセプトは『マクロスF』の舞台である巨大宇宙移民船マクロス・フロンティアに住む娘(むすめ)たちの流行歌を集めたアルバム。テレビシリーズ前半で使用されたオープニング・エンディングテーマ曲や劇中歌、BGMを収録している。作中の2人の女性シンガー、シェリル・ノームとランカ・リーの歌を中心に、全24曲中12曲がヴォーカル曲という構成。クレジットでの歌手名は「シェリル・ノーム starring May'n」「ランカ・リー=中島愛」。
発売直後に一部店舗で瞬時に完売するなど[1]好セールを記録し、オリコンアルバムチャートではデイリーランキング最高2位(6月3日付)、週間ランキング最高3位(6月19日付)にランクイン。アニメのサウンドトラックとしては『新世紀エヴァンゲリオン』の『THE END OF EVANGELION』以来10年8ヶ月ぶりのトップ3入りとなった[2]。
収録曲[]
- Frontier 2059 - 3分1秒
- Welcome To My FanClub's Night! (Sheryl On Stage) - 3分45秒
- What'bout my star? (Sheryl On Stage) - 5分2秒
- 射手座☆午後九時Don't be late (Sheryl On Stage) - 6分2秒
- Vital Force - 2分47秒
- トライアングラー - 4分38秒
- Zero Hour - 3分5秒
- What'bout my star?@Formo - 4分47秒
- Innocent green - 2分48秒
- アイモ - 1分33秒
- ビッグ・ボーイズ - 1分19秒
- Private Army - 2分31秒
- SMS小隊の歌〜あの娘はエイリアン - 1分1秒
- ニンジーン Loves you yeah! - 1分2秒
- 「超時空飯店 娘々」CMソング (Ranka Version) - 24秒
- Alto's Theme - 2分3秒
- TALLY HO! - 4分33秒
- The Target - 5分53秒
- Bajura - 2分13秒
- キラキラ - 2分37秒
- アイモ〜鳥のひと - 3分36秒
- Take Off - 1分49秒
- インフィニティ - 4分8秒
- ダイアモンド クレバス - 5分58秒
歌の設定と解説[]
*作中設定は『娘フロ。』ライナーノーツ13 - 16頁を参照。
- Welcome To My FanClub's Night!
- 作詞:hal 作曲・編曲:菅野よう子 歌:シェリル・ノーム starring May'n
- (設定)シェリルのコンサートの定番オープニング曲。2058年、シェリルの出身地である大型宇宙移民船マクロスギャラクシーでのライブ音源。
- (解説)第15話の挿入歌。本作収録はライブバージョン (Sheryl On Stage) として観客の声援がミックスされている。
- What'bout my star?
- 作詞:hal 作曲・編曲:菅野よう子 歌:シェリル・ノーム starring May'n
- (設定)2057年7月発売のシェリルの4thシングル。
- (解説)第1話、5話、15話の挿入歌。15話はシェリルとランカのデュエットバージョン。本作収録はライブバージョン。
- 射手座☆午後九時Don't be late
- 作詞:佐藤大、hal、マイク杉山、Gabriela Robin 作曲・編曲:菅野よう子 歌:シェリル・ノーム starring May'n
- (設定)2058年11月発売のシェリルの5thシングル。ユニバーサルボード17週連続1位を記録した大ヒット曲。
- (解説)第1話、7話、24話の挿入歌。戦闘シーンのテンションを盛り上げるナンバー。「ダイアモンド クレバス」をカップリングとしてシングル発売された。本作収録はライブバージョン。
- トライアングラー
- 作詞:Gabriela Robin 作曲・編曲:菅野よう子 歌:坂本真綾
- (設定)作品世界内の放送局であるMBS系のトレンディドラマ「トライアングラー」の主題歌。ヴォーカルの「サカモトマーヤ」はゼントラーディ人ミュージカル女優。
- (解説)前期オープニング曲。第19話のサブタイトル。「マクロスシリーズ」の特徴である三角関係の歯痒さを女性の立場から歌った曲。
- What'bout my Star?@Formo
- 作詞:hal 作曲・編曲:菅野よう子 歌:ランカ・リー=中島愛、シェリル・ノーム starring May'n
- (設定)ランカ・リーがマクロスフロンティアのショッピングモール「Formo」で行ったゲリラライブの音源。アルバムへの収録を許諾したシェリルがアレンジしたため、後半シェリルのパートが加わる。
- (解説)第5話、19話の挿入歌。ランカの歌手デビューのきっかけとなった曲で、原曲とは異なるアイドルポップ風のアレンジ。
- アイモ
- 作詞:Gabriela Robin 作曲・編曲:菅野よう子 歌:ランカ・リー=中島愛
- (設定)過去の記憶を失ったランカが母ランシェ・メイの子守唄として覚えていた歌。
- (解説)第3話、8話、12話、14話、21話、23話、24話の挿入歌。14話はランシェ(坂本真綾)とのデュエット。第1話、7話のエンディングテーマ。『マクロスF』のストーリーの鍵となる歌で、最終第25話でその由来が明らかになる。『娘トラ☆』には別アレンジの「アイモO.C.」を収録。
- SMS小隊の歌〜あの娘はエイリアン
- 作詞:黒河影次 作曲・編曲:菅野よう子 歌:SMSのみなさん
- (設定)主人公早乙女アルトらが所属する民間軍事プロバイダSMSの隊歌。
- (解説)作詞の「黒河影次」は河森正治総監督のペンネーム。『マクロスF』のライブでは客出しの曲に使われ、観客が合唱することもある。
- ニンジーン Loves you yeah!
- 作詞:一倉宏 作曲・編曲:菅野よう子 歌:ランカ・リー=中島愛
- (設定)巨大野菜「七色ニンジン」の販促キャンペーンソング。ランカがショッピングモール「フォルモ」での営業で、全身タイツにニンジンの被り物という姿で歌う。
- (解説)第8話の挿入歌。
- 「超時空飯店 娘々」CMソング (Ranka Version)
- 作詞:吉野弘幸 作曲・編曲:菅野よう子 歌:ランカ・リー=中島愛
- (設定)ランカのバイト先、中華料理店「娘々」のチェーン店CMソング。元はお笑い芸人「リン・ミンメエ」が歌うバージョンだったが、歌手デビューしたランカのものに差し替えられた。
- (解説)第1話アイキャッチがミンメエ版。11話、15話がランカ版。「娘々」のCMは『超時空要塞マクロス』、『マクロス7』のアルバムに続き3本目となる。ローカルCMをイメージしており、CM分野で活躍する菅野は歌詞が届いて1秒後に完成させたという[3]。
- アイモ〜鳥のひと
- 作詞:Gabriela Robin、坂本真綾 作曲・編曲:菅野よう子 歌:ランカ・リー=中島愛
- (設定)ランカがマオ・ノーム役で出演した映画『BIRD HUMAN -鳥の人-』のエンディングテーマ。
- (解説)『マクロス ゼロ』の作中劇という設定の第10話エンディングテーマ。映画音楽風のアレンジで、後半部分は坂本真綾が作詞した。
- インフィニティ
- 作詞:岩里祐穂 作曲・編曲:菅野よう子 歌:シェリル・ノーム starring May'n
- (設定)2057年発売のシェリルの3rdシングル。ユニバーサルボードで8週連続1位を記録。
- (解説)第7話、15話の挿入歌。7話はシェリルとランカのデュエットバージョン。
- ダイアモンド クレバス
- 作詞:hal 作曲・編曲:菅野よう子 歌:シェリル・ノーム starring May'n
- (設定)2057年発売のアルバム収録曲。
- (解説)前期エンディングテーマ。第20話のサブタイトル。「射手座☆午後九時 Don't be late」とのカップリングでシングル発売された。強さと弱さを滲ませるラブバラード。別バージョンとしてデュエットの「ダイアモンド クレバス50/50」(第15話エンディングテーマ)、『娘トラ☆』収録の「真空のダイアモンド クレバス」(第20話エンディングテーマ)がある。
マクロスF(フロンティア)O.S.T.2 娘トラ☆[]
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概要[]
作曲・編曲は菅野よう子。参加歌手は中島愛、May'n、坂本真綾。オーケストラ演奏はワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団。
タイトルの「娘トラ」は「娘々サウンドトラック」の略とのこと。
収録曲[]
- Prologue F
- ノーザンクロス
- トライアングラー(fight on stage)
- HighSchoolLife
- トランスフォーメーション
- アナタノオト
- 作詞:真名杏樹、作曲:菅野よう子
- Test Flight Delight
- 星間飛行
- イヌミミランカ
- 妖精
- 追憶のトランペット
- 真空のダイアモンド クレバス
- 愛・おぼえていますか〜bless the little queen
- 蒼のエーテル
- is this LOVE?
- shadow of Michael
- アイモ O.C.
- Battle Frontier
- 娘々サービスメドレー
- プロトカルチュア
脚注[]
- ↑ ASCII.jp (2008-06-06). "「娘フロ。」完売続出!気になる再入荷はいつだ?". 2008年10月17日 閲覧。
- ↑ ORICON STYLE (2008-06-10). "『マクロス』が『エヴァ』以来11年ぶりの快挙!". 2008年10月17日 閲覧。
- ↑ 「ニュータイプ」2008年7月号 角川書店 p29
外部リンク[]
- マクロスF CDページ(公式サイト)
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